東北新幹線とスーパー白鳥

どうせ北海道を列車で回るなら、それならばいっその事、東京、名古屋、大阪等から北海道迄の移動も、列車にしては如何でしょうか?確かに列車に揺られる旅には、飛行機で瞬間移動する効率はありません。然しながら列車では、車窓から眺める風景が、次第に北国の情趣を帯びて来る、この変化が肌で感じられるのです。これこそが旅の醍醐味であり、ある意味で最高の贅沢でしょう。

そこで一例ですが、こんなルートは如何でしょうか?先ず出発地を、東京駅と仮定します。従って、名古屋等、その他の地域の方は、東海道新幹線等で一旦東京駅へ出れば、後はこのルートに則って頂けます。

さてJR東京駅からは、東北新幹線「はやて号」に乗車します。勿論、張り切って早朝の列車に乗車しなくても、昼近くに遅めに出発しても大丈夫です。出来れば、お好きな駅弁を買い込んで、たっぷりの時間を確保して乗って下さい。


この列車がJR東京駅を出発すると、JR八戸駅へ向かって走ります。因みに東京駅から八戸駅迄は、631.9キロメートルの距離があります。

やがてJR八戸駅へ到着したら、スーパー白鳥号へ乗り換えるのがお勧めです。何故なら八戸駅より以降は、新幹線が未開通だからです。従って、青森、弘前行きの場合は「つがる」へ、函館行きの場合は「白鳥」等の特急へ、乗り換える方法を用いるのです。

実際には、ここからようやく北国への旅情が高まる、ベストの区間なのです。ただその前に八戸駅で、是非駅弁を買い込みましょう!何故なら、八戸及びその前の郡山(こおりやま)、そして福島、仙台、盛岡は、どれも皆有名な駅弁を販売する駅ばかりです。そこでどの店で購入しても構いませんし、場合によっては全部購入して、順に食べ比べるのも面白いでしょう。

特に被災以降の東北に於いては、駅弁を購入する行為が支援の一環になる、こう意識するのも良いでしょう。

とは言え、北海道列車旅行の第1日目は、やはり北海道への到着こそが前提です。何故なら目的地が、北海道なのですからこれは当然です。それでもせめて旅の道中は、思う存分に楽しまなければ損でしょうね。

余談ですが、函館に着いたら折角ですから、是非ともその辺の居酒屋に立ち寄り、飛び切り新鮮な魚の数々をお召し上がり下さい。どんなに魚が嫌いな人でも、「魚ってこんなに美味しい物だったの?」と、歓声を上げて食べるに違いないからです。更に、函館では早起きして朝市にも出掛け、初めて出会う新鮮な魚の数々を、特に新巻鮭を冷凍の宅急便で、自宅や知人に郵送するのも良いでしょう。