札幌
「札幌(さっぽろ)」と聞くと、何を連想されるでしょうか?例えばアカシアの並木にライラックの花々、或いは異国情緒漂う時計台建築等の街並み、更には最北端の大地に拓けた緑の街かも知れません。
御存じの通り札幌は、北海道の行政、経済、文化の中心地であります。事実、北海道を旅行で訪ねる人の大多数が立ち寄る街、それが札幌なのです。
その札幌の歴史は、比較的新しく明治2年に遡ります。この年、東京に開拓使が設けられ、その9年後の11年から、札幌を主とする開拓が始められました。その後僅か90年少々の年月にも拘らず著しい勢いで開拓が進み、札幌は北海道を代表する都市へと発展を遂げたのです。
話が戻りますが、明治5年東京芝の増上寺境内に時計台が設置されて、開拓使仮学校となりました。この学校が明治8年札幌に移築されて、札幌農学校となったのです。この際、時計台はその演武場として建築され、明治14年に鐘が取り付けられたのです。
さて札幌雪祭りは、毎月2月に札幌の大通り公園で開催されます。この雪祭りの行事は、数を重ねる毎に大規模になっています。ここでは一般市民や学生、この他自衛隊員の手で、素晴らしい雪像が作成され、全国から観光客が集結しています。
この様に北海道は緯度が高いだけあって、夏なら爽やかな涼しい気温が堪能出来ます。ところが一層寒くなる筈の冬でも、語り尽くせない魅力が一杯なのです。そこで防寒対策だけは完璧に整え、雪の祭典へ繰り出されては如何でしょうか?
現在札幌では、旅情をかき立てる懐かしい風物、例えば以前の面影を残す赤煉瓦の古風な建物は、次第に去りつつあります。やはりこの土地にも、急速な発展の波が押し寄せているのです。
こんな思いに捉われたら、林立するビル群の谷間に建つ、アカシアの老木を見上げようではありませんか。きっとクラーク博士が示した精神、「少年よ。大志を抱け!」が、懐かしく思い出されるに違いないのです。