夜景テーマの北国
折角時間をお金を費やして旅行をする以上は、何かテーマがあるのが望ましいでしょう。そこで花の撮影で利尻や礼文島に出掛けたり、蟹(カニ)の食べ歩きで居酒屋に繰り出すのも良いでしょう。時には湖畔巡りにして、摩周湖や洞爺湖を散策とするのもロマンティックです。当然、温泉巡りは老若男女を問わず、根強い人気でしょう。
さてここで若干趣向を変えて、センスも新たに「夜景の北海道巡り」、というのは如何でしょうか?
実は「北海道夜景の旅」に際して最初に意識したいのが、日本三大夜景の一つとされる「函館の夜景」の存在です。
この函館なら、東京や名古屋を午後に出発しても十分に間に合います。先ず、函館空港へ降り立ったら、我が国の女子修道院の第一号である「トラピスチヌ修道院」、そして我が国初の様式城郭である「五稜郭公園」等、歴史的名所を一通り見学して下さい。この日の旅館は、湯の川温泉です。ここで100万ドルの函館の夜景が、最高の条件で堪能出来るのです。
さて2日目は、新日本三景の一つとされる「大沼国定公園」を散策し、昭和新山やカニ市場を見物します。その後は洞爺湖温泉へ向かい、もし夏なら洞爺湖で花火が楽しめます。特に、洞爺湖花火大会を露天風呂から眺めるのは、最高の旅情ではありませんか。
更に3日目にも、煌めく様な夜景が待っています。これが有名な札幌の夜景です。特に、藻岩山の夜景は、360度のパノラマです。この中で、オレンジ色の靄(もや)が立ち込める大都市の夜景は、幻想的な雰囲気を湛えています。
ともすると北海道には、自然の雄大さが連想されます。然しながら北海道には、夜景という人工的に創作された物まで、芸術の域に到達した異国情緒があるのです。これが天然物とは又一味違った、「雄大さ」を演出しています。特に、非日常を求めて訪れた旅の途中であればこそ、この神秘的な光の乱舞を無心に享受出来る気がするのです。